車の下取りは損って本当?車買取店で売ったほうがやっぱり得?

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車を買い替えようと考えたとき、少しでもお得に買い替えるため、今までの乗ってきた愛車を

  • ディーラーの下取りに出すべきなのか
  • 買取店に持っていって売るべきなのか

迷っている方も多いと思います。

しかし、インターネットで情報を探そうにも、インターネット上には下取りや買取に関するあらゆる情報が溢れかえっている状態。

「下取りよりも査定額の高い買取がお得!」と書いているサイトがあったかと思えば、「下取りにはメリットがいっぱい」と書いているサイトもある。

そのため、「いったい何を基準に決めれば良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、すでにインターネット上に溢れかえっているような情報ではなく、あえて車下取りと車買取のデメリットを比較。

その上で、ディーラーでの下取りと車買取店での買取のデメリットを、メリットに変え、お得に乗り換えるためのコツをご紹介していきます。

下取りの基本的な流れや必要書類は「車の下取りは損って本当?車買取店で売ったほうがやっぱり得?」で詳しく説明しています。

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車下取りと車買取のデメリットを比較しよう

人の性と言うのか、人間はどうしても耳触りの良いメリットばかりを見てしまう癖があります。

しかし、本当にあなたに合った売却方法を見つけるためには、デメリットを比較することがもっとも大切です。

インターネットを見ていると、「買取専門店の方がお得!」という内容をよく見かけますが、それは、すべての車種と人に当てはまるわけではありません。

例えば、ほんのわずかな査定額の違いで買取専門店に買い取ってもらったとしても、掛けた手間を考えたら、結果的に損をしている可能性もあるでしょう。

あなたの大切な財産である車を手放すのですから、目先のメリットだけで判断してしまい、後になって後悔するようなことだけは避けなければなりません。

下取りと買取のデメリット

それでは、下取りと買取それぞれの代表的なデメリットのみの一覧表を作成しましたのでご覧ください。

下取りデメリット車買取のデメリット
・査定額は車買取に劣る可能性が高い
・売却代金を現金で受け取れない
・値引きの調整に使われ、いくら得をしているのかわかりにくい
・売却と購入が別店舗になるため手間がかかる
・本当にその査定額が高いのか判断するのは難しい
・中にはやり方が強引な業者も存在する

ご覧いただくと分かるように、代表的なデメリットをピックアップしただけでも、車下取りと車買取には、それぞれデメリットが必ず存在していることが分かります。

メリットばかり意識してしまいがちですが、いざ上記に挙げたようなデメリットに直面すると、こんなはずじゃなかったと後悔することにもなりかねません。

愛車を手放した後に後悔しないためには、デメリットを理解して、自分には下取りと買取のどちらが合っているのかを判断することが大切なのです。

それでは、そんな車下取りのデメリットをシッカリ理解するため、上記に挙げたデメリットを詳しく解説していきましょう。

下取りのデメリットを正しく理解してメリットに変換する

繰り返しになってしまいますが、今回の記事では、あえて車下取りのデメリットについてお話していきます。

デメリットばかりお伝えしていると、下取りに出すのが嫌になってしまうかもしれませんが、大切なことはデメリットの本質を理解して、メリットに変えること。

そこで、上記でお話した車下取りの代表的なデメリットについて解説していきます。

査定額は車買取に劣る可能性が高い

ディーラーで行われている下取りは、買取に比べ査定額が安いというのは、インターネット上のあらゆるサイトで書かれていることです。

確かに、単純な査定額だけで比較した場合、買取よりも下取りの方が査定額は低くなってしまう可能性が高いのは間違えありません。

そうなってしまう理由は、ディーラーで行われる下取りは、あくまでも新車を購入してくれたことに対する付随サービスだから。

もちろん下取りの査定はきちんと行われますが、あくまでも決められた査定基準に照らし合わせて査定するのみ。

買取専門店のように、オークション相場を調査することもなければ、社外パーツのプラス査定を行うこともありません。

そのため、下取り額は基準通りの査定額しか出すことができず、結果的に車買取と比較すると、査定額が低くなってしまうことが多いのです。

ディーラーの下取り査定で有利になるケース

買取に比べ、どうしても査定額という面で不利になりやすい下取りですが、ケースによっては車買取よりも有利になることがあります。

それは、10万km以上走行し、10年以上たった車で、購入する新車と同じメーカーの車を下取りに出す場合です。

ディーラーで下取られた車は、中古車のオークションに出品されるか、そのディーラーが運営する中古車販売店で販売されます。

通常、いわゆる過走行車や低年式車は、中古車としてオークションに出品してもほとんど利益がなく、場合によっては赤字になってしまうため、値段が付かないこともるのです。

しかし、ディーラーが自社の中古車販売店で販売すれば、コストを抑えて赤字になることを防ぐことが可能。

つまり、車買取専門店で値段が付かないような場合でも、ディーラーの下取りなら数万円程度の査定額をつけてもらえる可能性があります。

したがって、最初からディーラーの下取りは安いと決めつけず、まずは、査定を受けてみることがとても大切です。

売却代金を現金で受け取れない

車買取専門店で売却した場合の代金は、一度自分の口座に振り込まれますが、車下取りの場合は代金を直接受け取ることができません。

例えば、車買取専門店で100万円という価格で売却できたとすると、そのうちの80万円を次の車の購入資金に回し、残りの20万円で家族旅行に行くなんて使い方もできます。

一方下取りの場合は、査定額はすべて次の車の購入資金の一部とされてしまうため、自由に使ことはできません。

上記で例に挙げたような100万円前後であれば、全額次の車の購入資金に充ててしまっても良いでしょう。

しかし、200万円以上の査定額だった場合、やはり売却代金の一部を車購入以外に回すことで、より充実したお金の使い方ができるはずです。

売却代金が自由にならないが乗り換えの手間は省ける

下取りの場合、売却代金が自由にならないというデメリットがある反面、車を乗り換える際の手間を減らせるというメリットがあります。

車買取店で車を売った場合、一度あなたの指定した口座に売却代金が振り込まれます。

そして、その代金をディーラーで購入する次の車の購入資金にする場合、ディーラーから指定された口座に振り込まなければなりません。

もちろんATMで振り込み作業を行えば良いだけの話ですが、利用する金機関や持っているキャッシュカードによっては、1日に振り込めるのが100万円までという制限があります。

そのため、場合によっては100万円を超える振り込みは数日に分けるか、窓口で行わなければなりませんし、回数を分けると、その都度振り込み手数料が発生。

その点、売却代金をすべて次の車の購入代金に充てられるディーラーでの下取りなら、振り込み手数料もかからず、乗り換えに掛かる手間を減らすことが可能です。

値引きの調整に使われ、いくら得をしているのかわかりにくい

お得に車を購入したいのであれば、はっきりさせなければならないは、いったいいくら値引きされ、いくらで下取りされたのかということです。

しかし、車を購入するときの見積もりは複雑で、場合によっては値引き額と下取り額の内訳がはっきり明記されず、曖昧になっていることがあります。

新車を購入する場合の値引きは、その車種ごとに予め値引きできる額が決められており、いくら担当の営業マンが頑張ったとしても、値引きできる金額には限界があるのです。

また、ディーラーも商売をしている以上、赤字になることはもちろん、少しでも多く利益を確保しなければなりません。

そこで、少しでも購入につながるよう利用されるのが、下取り車の査定額なのです。

先述したように、ディーラーで下取られた車の大半は、ディーラーが運営する中古車販売店で販売されるため、値段が付け難い場合でもある程度査定額を付けることができます。

仮に、下取り査定で0円という査定結果であったとしても、「特別に5万円で下取りさせていただきます」という提案が可能なのです。

値段が付かないと思っていた車が、5万円で下取りしてもらえるとなれば、誰でもついうれしくなってしまいます。

ところが、下取り額の5万円は、ディーラーにとっては想定内かもしれませんし、仮に想定以上の査定額だとしても、購入する車の値引き枠を振り替えているだけかもしれません。

もちろん、いくらお得に車を購入したいとは言え、あまりディーラーに無理を強いるのはかえって逆効果になってしまいます。

あなた自身が納得し、お得に車を買い替えるためには、いくら値引きされ、いくらで下取ってもらったのかを、はっきりさせることと覚えておきましょう。

見積もりの内訳を理解して商談を優位に進める

上記でお話したように、下取り査定額を含めた見積もりをそのまま受け入れてしまうと、値引きと下取りの内訳が曖昧で、本当にお得に購入できたのかわからなくなってしまいます。

そこで、値引きと下取りはシッカリ区別して商談を進めるようにしましょう。

具体的な方法は、最初から下取りありで進めず、下取りに出さないカタチで商談を行い、値引きの限界を探ります。

その後、下取りの話を改めて提案して査定を受ければ、値引きと査定額が混同してしまうことはありません。

さらにこの方法なら、値引きと下取りの額をはっきりさせるだけでなく、営業マンのトークに誤魔化されないようになるため、商談を優位に進めることができます。

このように、一見デメリットに思えることでも、捉え方をかえ、ほんの少し工夫するだけで、デメリットをメリットに変えることができるのです。

下取りと車買取のデメリットをメリットに変える方法

ここまで、車下取りのデメリットについてお話してきましたが、デメリットばかり考えてしまうと、車の買い替えや売却そのものが嫌になってしまうかもしれません。

そうなると、つい一番面倒くさくない方法をとってしまいがちになり、本当にあなたが納得してお得に車を乗り換えることは難しくなってしまいます。

そのため、ここまでは車下取りのデメリットをご紹介し、メリットに変える方法も合わせて解説してきました。

そして、ここまで読み進んでいただいた方の中には、下取りだけじゃなく買取も候補に入れて検討したいという方も多くいらっしゃると思います。

そこで、ここからは、下取りと買取双方のデメリットをメリットに変え、さらにお得に車を乗り換える方法について、詳しくご紹介していきましょう。

購入予算だけでなく購入後の維持費も考慮する

デメリットをメリットに変え、本当に買換えて良かった、下取りに出してよかったという満足感を得るためには、ローンの支払いや維持費などをトータルで考えましょう。

先述した、下取り額を値引き調整に使うというのは、ユーザーの満足度を上げて購入意欲を掻き立てる、昔から行われてきた営業手法の1つ

もちろん、結果的にあなたが満足していれば問題ないとも言えますが、車は一度購入すれば少なくとも数年間乗り続けることになります。

新しい車を手に入れるワクワク感と、ディーラーの営業マンのトークに乗せられて購入を決めてしまうのはオススメできません。

また、車買取店で買取に出す場合も同様で、「ディーラーの下取りは安い!今売ってくれるなら!」というような強引な営業に押し切られないことが大切です。

一括で車を購入できる方は別ですが、車をローンで購入するという方は、月々の支払に加えガソリン代や保険料などの維持費を考慮しましょう。

どんなにその場でお得だと思っていても、購入後の維持費が家計を圧迫しすぎるようでは、本当に満足できる買換えにはなりません。

強引な営業や勢いだけで車を売買することは避け、ローンの支払いや維持費なども考慮した購入プランを予め考えておくことが大切です。

ちなみにクレグレも金利が高い無担保ローンなどはやめておきましょう。

無担保ローン:銀行や消費者金融などで借りるカードローンやキャッシングのことです。(参考:借入のすべて「カードローンとは」より)

購入後の使用用途を明確にする

車を購入した後に、買って良かったという満足感を得るためには、しっかりと自分の使い方にあった車に買い替えることが大切です。

近年ファミリーカーの定番と言えば、やはりノアやセレナなどのミニバンが人気で、ディーラーの営業マンもミニバンを勧めてくるでしょう。

しかし、同じ3列シート車なら、サイズがコンパクトなシエンタやフリードなどの車種もあります。

車両価格はもちろん、車格が大きくなれば、税金やガソリン代などの維持費もかかるもの。

なぜ今の車を下取りに出して買い替えるのか、という理由を考え、購入する車種を慎重に選ぶことが大切です。

また、ユーザーが車種や費用面をシッカリ考えていることが伝われば、営業マンも真剣に向き合ってくれます。

値引き交渉はもちろん、今まで乗ってきた車を下取りに出すのか、それとも車買取に出すのかを含め、あなたがもっとも損をしない方法を提案してくれるでしょう。

査定を複数受けてもっとも高いところに売る

下取りに出す上で、やはり一番気を付けなければならないことが、提示された査定額が適正かどうかということです。

ところが、購入するディーラーの下取り査定だけでは、その査定額が適正かどうか判断することができません。

上記でも触れているように、ディーラーの主な仕事は新車を売ることであり、下取りはあくまでも新車を販売することに付随したサービスでしかないのです。

したがって、下取りの査定額について、ほかの販売店や業者と競う必要がなく、定められた基準で算出された査定額しか提示してくれません。

そこで、下取り査定だけで終わらせるのではなく、複数の車買取専門店から査定を受けるようにしましょう。

ただし、これも先に述べていることなのですが、車買取専門店だからといって、必ずしも下取り査定より高いとは限りません。

下取り査定だけではなく、複数の車買取専門店から査定受ける理由は、適正な査定相場を見極めるためなのです。

そのためには、車買取店も1社だけではなく、できれば3社以上から査定を受け、どのあたりの査定額が相場なのかを探りましょう。

そして、乗り換えの手間や各社の査定額を確認し、あなたが一番納得できる方法で売却することが大切なポイントです。

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まとめ

現在ではインターネットが普及し、車の下取りや買取に関して、非常に多くの情報が溢れています。

そんなさまざまな情報を整理し、あなたにとって下取りと買取のどちらが適しているのかを見極めるのは非常に困難です。

そこで、本文中でもご紹介したように、下取りと買取には、上記のようにそれぞれデメリットが存在します。

上記のデメリットをよく理解し、どちらの方が自分にとってメリットに変えやすいデメリットなのかを考えてみましょう。

メリットばかりを見るのではなく、デメリットをシッカリ理解することが、納得してお得に買換えるためのコツなのです。

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