スタッドレスタイヤの空気圧
お店に持って行ってタイヤ交換の時に空気を入れてもらう人もいれば、自分で空気を入れている人もいるかと思います。
スタッドレスタイヤこそ適正値に注意が必要なんですが、だからと言って夏タイヤは疎かにしていいのかと言われるとそうではありません。
そもそも、どのタイヤでも適正な空気圧で無いと以下の様な事が起こります。
空気圧が低いと、
- タイヤのたわみが増えて燃費が悪くなる
- 偏摩耗が起きてタイヤが偏った減り方をする
- タイヤ自体の損傷が激しくなる
空気圧が高いと、
- トレッドパターンが傷つきやすくなる
- タイヤの真ん中だけだ減りやすくなる
- 乗心地が悪くなる
適正値を守らないだけでこれだけのデメリットが起きてしまいます。
では、なぜスタッドレスタイヤこそ注意が必要なのでしょうか?
スタッドレスこそ注意が必要な理由
アスファルトの上を走るのと雪の上を走るのとでは雲泥の差がある事は言うまでもありません。
なぜ、注意が必要なのかと言うと、まともに雪の上を走ることが出来なくなるからです。
空気圧が低い場合だとパンクしやすくなり、タイヤ自体の消耗も早くなってしまいます。
また、雪にかかるタイヤの圧力、通称「雪圧」がかからなくなり、まともにコントロールすらできません。
逆に空気圧が高いと、雪圧に対する限界値が低くなり、スリップしやすくなります。
空気圧の適正値は、各自動車メーカーが試行錯誤を繰り返した上で出した数値です。
適正値さえ守って入れば普通に運転することができます。
時と場合による事も
あれだけ前述したのですが、実はシチュエーションによって空気圧を変えることがあります。
あくまで「シチュエーションによって」なので、通常時は適正空気圧を保つようにしてください。
では、どんな時に適正値を前後させるのかと言うと、
- 雪に埋もれてどうしても動けない時=空気圧を下げる
- 乾燥した道路やアイスバーンを走る場合=空気圧を上げる
と言った感じになります。
デイリードライブであれば全くと言っていいほど必要ありませんね。
積雪状態でのスポーツ走行で使うぐらいではないでしょうか。