V8・V10・V12気筒数が違うと音が変わるのなんで?メリット・デメリットは?

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■気筒数が多くなることのメリット

気筒数が増えることにより、馬力を上げやすくなることが可能となります。また、振動を減らすことにもなります。

1気筒あたりの排気量が多くなると、馬力を上げることが難しいうえに、燃焼の均一化が得られにくくノッキングといった症状が起こってしまいます。また、ストロークを拡大するとピストンスピードが速くなりすぎてしまい耐久性に問題があります。

 

シリンダーが増えることによってピストンスピードはおさえられるので、馬力を上げることがしやすくなりますし振動を軽減できるといったメリットが生まれます。先述した高級セダンにV8やV12があるのは、振動を軽減できるという効果があるからでしょう。

それに1気筒調子が悪くなったとしても、ある程度安定して走行することができるというのも、要人を乗せることの多い高級車やレースに参戦しているスーパースポーツには大きなメリットだったといえます。

気筒数が増えることにより、最高出力があげやすくなり振動をおさえられるというメリットがあったのです。

■気筒数が多くなることのデメリット

気筒数が多くなることにより、低回転時のトルクがなくなるうえ燃費が落ちてしまいます。ほかには、メンテナンス性が悪くなってしまうデメリットもあります。

エンジンの気筒数が増えるほど、ピストン一発の排気量が下がります。つまり、低回転時のトルクがなくなってしまうということになります。

 

そのうえ、エンジンを高回転させることになるため燃費が落ちてしまうというデメリットもあります。重量が重くなるということも、燃費の悪化に拍車をかける形になっています。それに部品が多くなるので、修理の際のコストが高くなってしまいます。

多気筒エンジンは構造が複雑になっているので、メンテナンス性もあまりよくありません。

つまり、低回転時のトルクがなくなり燃費が落ち、メンテナンス性に欠けるということになります。

■まとめ

「V8・V10・V12気筒数が違うと音が変わるのなんで?メリット・デメリットは?」はいかがでしたか?

今回の記事の内容を簡単にまとめると、

多気筒になると音が高くなる理由
エンジンの燃焼回数が増えるため

  • 多気筒エンジンのメリット
  • 最高出力を上げやすい
  • 振動がおさえられる
  • 1気筒2気筒調子が悪くても平気

 

  • 多気筒エンジンのデメリット
  • 低回転のトルクがなくなる
  • 燃費の悪化
  • メンテナンス性が悪い

概ねこのようになります。

最近では、ダウンサイジングターボによって多気筒エンジンのデメリットを補う傾向にありますが、多気筒エンジンでしか得られない魅力もあります。

どうしても安く手に入れたい!という方は珍しくなってしまう前に、中古車として購入してみてはいかがでしょうか。

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