ハイブリッド車の回生ブレーキの仕組みとは?
多くのハイブリッドカーに採用されている「回生ブレーキ」はモーターの特性を利用して電気エネルギーを作り出し。再利用する仕組みの事です。
簡単に説明すると、ブレーキを踏むことで発電できる「エネルギー再生装置」といった感じですね!
モーターの特性を利用して発電するもので、
- 一般的にモーターに電気を流すと回転しますが、モーターに電気を流さないで外部からの力で回転させると電気を生み出すことが出来ます。
ハイブリッド車には発電機が必ず1個は搭載されています。
その発電機はモーターと別で搭載されているものもあれば、発電機とモーターがセットになったものもあります。
- モーターと発電機は裏表のような関係で、力が必要な時には電気を消費
- 逆に力が必要ないときは発電してバッテリーを充電
回生ブレーキとは、車が減速する時に発生する抵抗を外部から力として利用して、発電する仕組みのことを「回生ブレーキ」と呼んでいます。
ちなみにこの仕組みのことをそう呼んでいるだけで、回生ブレーキといった部品は存在していません。
従来のブレーキシステムと組み合わせたものをハイブリッドカーに搭載されています!
- アクセルを踏んでる状態ではモーターに電気がいってタイヤに力を伝える
- ブレーキを踏むと油圧ブレーキと発電抵抗で減速
- 減速時のエネルギーがモーターを回転させて発電
- 発電された電気は駆動用バッテリーに蓄えられる
このようなプロセスで減速する時のエネルギーも無駄にしないで回収しています。
身近な例で例えるなら、手回し充電器やラジオなどが回生ブレーキのようなものです。
レバーを回転させると負担がかかりますよね?車ではその負担を減速に利用しています♪
回生ブレーキを上手く使って燃費向上させる
多くのハイブリッドカーは駆動用バッテリーの容量が減少すると、エンジンから電気を供給する形になっています。
この回生ブレーキを上手に利用することで、ハイブリッドカーの燃費向上させることが可能!
回生ブレーキはアクセルオフにした瞬間発電に切り替わりますので、無駄に車間距離を詰めないでアクセルオフによる速度調節を行いましょう。
ドライブセレクターをDからBに変更すると。回生ブレーキの利きを強くすることが出来ますので、状況に応じて切り替えすることで効率よく充電できます!