NISMO?そもそも読み方もわからない
NISMOはそのまま「ニスモ」と呼ばれています。
正式にはニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(Nissan Motorsports International CO.LTD)のことを指します。
Nissanの「Nis」、Motorsportsの「Mo」を合わせて「NISMO」という愛称で呼ばれているのです。
NISMO(ニスモ)って何?その概要や功績は?
NISMO(ニスモ)は日産自動車の連結子会社となっています。主に、レーシングカーの開発、モータースポーツ用部品の開発・販売、レースへの参画、自動車の整備・販売などを行っています。以前は東京都品川区に本社を構えていましたが、現在は神奈川県横浜市鶴見区へと移転されています。
1984年9月に日産のワークス・チームの一つだった「大森ワークス」を母体に設立されています。設立当初から積極的にレースに参戦していて、全日本ツーリングカー選手権、全日本GT選手権、SUPER GTなどの国内レースやル・マン24時間レースなどの海外レース
で多くのタイトルを獲得している有名なチームなのです。
「NISMO仕様」はレースでのノウハウを活かしたコンプリートカー
NISMO(ニスモ)にはこれまで数多のレースで培ってきたノウハウを持っています。その持っている技術を活かして市販車用のエンジンやサスペンションをチューンアップしたり、通常よりも高性能にした車両やパーツ類の製造・販売などを行っています。要はレースでのノウハウを市販車へフィードバックしている、といったところでしょうか。
因みにNISMOにはチューニング度合によって大きく3種類に大別されます。
・S-tune
最も幅広い車種に展開しているのがこの「S-tune」で、ライトチューンの総称となっています。
・R-tune
スカイラインGT-Rだけに施された、本格的チューンの総称です。タービン交換やヘッドチューンなども含まれています。
・Z-tune
スカイラインR34 GT-Rのみに施された大規模なチューンナップのことです。公道を走る市販車の中では世界トップクラスのスピードや耐久性が目標となります。