基本的に構成されている材料が両社では違ってきます!もちろん作業性や耐久性などの違いもあり、どちらを選択するかはユーザー次第なのです!
ここでは一般的なワックスとコーティング剤の違いについて簡単に説明していきたいと思います♪
ワックスとは?
「ワックス」と言われている物に使われる素材というのは、ヤシの葉から採れた植物性の樹脂「天然カルナバ蝋」で作られています。
このカルナバというヤシ科の植物は主に南米大陸に生息していて、乾季に水分が蒸散してしまうことを防ぐ効果があるのです。
しかし、このカルナバ蝋というのはそのままの状態では相当硬いもので、カーワックスとして使うには不向きなのです。
そこへ溶剤や添加剤を添加することで製品化しているのです。メーカーによって、この添加剤や溶剤の種類が異なるようですが、中には石油系ではなく植物系オイルを添加している物も存在するようです。
ワックスの種類
また、ワックスには固形、半練り、液体などの種類が存在します。
- 固形タイプ…一般的には研磨剤を含まず、塗装面の保護が主な目的。
- 半練りタイプ…艶出し以外にクリーナーとしての効果もあり、以前に塗って劣化したワックスや水垢除去が可能。
- 液体タイプ…メーカーによって用途は様々で、塗装面の保護を目的としたものやクリーナーとして使うものまで多種多様。
コーティング剤とは?
現在主流になりつつあるのが、「コーティング剤」です。
主にフッ素、シリコン、チタンなどのポリマー樹脂のことを指しています。
また、種類もかなり豊富でマニキュアコーティングと呼ばれる持続効果の短いものや、ガラス系、ガラス、ポリマー、フッ素など様々です。
また、ガラスコーティングにも水玉を作ってはじく撥水性、水を馴染むようにはじく親水性などが存在しています。
コーティング剤の種類
- ガラスコーティング…今の段階では最もグレードが高いとされていて、傷の防止効果や効果が長く続くというのが大きな特徴。
- ガラス系コーティング…ガラスコーティングよりもコストが安く、ポリマーやフッ素に比べると効果の持続時間は長い。ポリマーコーティング要素が強く定期的なメンテナンスが必要。
- ポリマーコーティング…業者でも安価で提供していることが多く、再施工も簡単に行うことが可能。