電動パーキングブレーキの意味
恐らく多く方はサイド方式・フィット方式の車に乗ってると思います。
操作するとギチギチと音を立てて後輪ブレーキが掛かるようになっていますね♪
電動パーキングはブレーキシステムにモーターを組み込むことで、電気信号のやり取りでブレーキ制御する仕組みなっています。
坂道発進で活躍する「ヒルスタート・アシスト」・追従式クルーズコントロールなど、活躍の場は大きく広がっています。
通常のブレーキ制御とは異なるコンピューターで制御されており、車両の状態によってブレーキ操作を車が行います。
またパーキングブレーキ操作も簡単で、シフト近くにあるパーキングボタンを押すだけで完了しますので、誰でも間単にできるのも特徴です!
電動パーキングブレーキのメリット
- ブレーキの掛け忘れを防ぐ
搭載されている多くの車種は、シフトポジションをPに入れると同時にパーキングブレーキも掛かるようになっています。
ですので毎回手動で操作していたのが自動になり、掛け忘れ防止にも役立ちます。
- 信号待ちなどで疲労軽減
車両の設定でオートホールド機能をオンにしておけば、信号待ちなどでブレーキを踏み続けることなく停止状態をキープ。
アクセル操作を行うと自動的に解除されます。
うっかりブレーキを離してしまい前方車に追突なんて事故も防止してくれます。
- クルーズコントロールが更に便利
最近ではクルーズコントロールを搭載している車種が増えました。
セットした速度をキープしてくれるので高速道路などでは便利ですね♪
電動パーキング搭載車であれば、停止まで自動で制御してくれる全車速追従式に対応している車が多く、渋滞などのノロノロ運転時もアシストしてくれるので疲労軽減になります。
- 車内空間を有効活用
スイッチ1つでスペースをとらないため、従来のパーキングブレーキで場所をとっていた空間を活用できるようになりました。
電動パーキングブレーキのデメリット
- シートベルトはしないと解除されない
安全上の仕組みなのですが、電動パーキングが入った状態で少し車を移動したいと思っても、シートベルトをしないと解除されない仕組みなっています。
気づかないで無理やり走行すると故障の恐れがあるので注意が必要です。
- 緊急時の対応を把握しておく
電子制御なのバッテリー上がり・故障の際には対処方法を知っておかないと危険な場合もあります。
下記にて対処方法をまとめてみましたので参考にしてください!
- ドリフト走行が難しい
一般ユーザーからしたら関係ありませんが、電動パーキングですとドリフト走行が難しいです。
電動から機械式に変更することが難しく、スポーツカーに搭載されるのは嫌うユーザーもいる。
メーカーとしてもそのような用途を想定される車種には、搭載しないとは思いますが。
- 搭載してない車に乗るとパーキング操作忘れる
メインの車に電動パーキングが搭載されていて、セカンドカーに乗った際にはパーキングブレーキ操作を忘れてしますことがあります。
無意識のうちに信号などでブレーキを離してしまう可能性もありますので注意が必要でしょう!
バッテリー上がりや故障時の対処方法
電子制御のためバッテリー上がりになったら、バッテリー交換をしないと解除されません。
バッテリー上がりになったらエンジンも掛かりませんので、解除できないことは大きな問題ではありませんね。
- 手動解除方法
日産車の解除方法になりますが参考になると思います!
- シフトポジションがPになっていることを確認します
- 電源ポジションをオフにします。
- 電動パーキングブレーキスイッチの作動インジケーターが消灯しているのを確認
- バックドアを開ける
- 手動解除工具を取り出しラゲッジフロアボードを外します
- 反時計回りに回転させてキャップを外す
- 工具を押し込みながら反時計回りに回し続ける
- まわし続けて手を離すと、回した量くらい工具が戻ると解除されます。
車種によって故障時の解除方法は異なりますが、どのような車でも手動で解除する方法はありますので説明書を確認してください。