軽自動車が車庫証明いらない理由は?
では、軽自動車が車庫証明を必要としない理由とは何なのでしょうか?
●そもそも軽自動車と普通車では法律上で扱いが異なる
軽自動車と普通車では違うことが多くあります。
- 項目 軽自動車 普通車
- ナンバープレートの名称 車両番号標 自動車登録番号標
- 車検 軽自動車検査協会 運輸支局
- ナンバープレートの封印 なし あり
- 種類 届出車 登録車
普通車は、「登録車」といって国に登録しなければなりませんが、軽自動車は住所のある自治体への「届出車」となり、普通車とは扱いが異なるのです。
登録車(つまり普通車)は登録するときに車庫を確保できていることを証明しなければならないのです。
地域によっては軽自動車でも車庫証明が必要
これまでは軽自動車に車庫証明が必要ないということばかりに触れてきましたが、ここでは軽自動車でも車庫証明が必要だということについて解説させていただきます。
●車庫証明が必要な地域
車庫証明(保管場所届出)が必要な地域ですが、実はかなり多く存在します。
基本的には「東京あるいは大阪の中心から30km圏内にある市、県庁所在地の市、人口10万人以上の市」がこれに該当します。
ただ、あくまでも目安で、この条件を満たしていても必要にならない地域もあれば、満たしていないのに必要となる地域もあります。
詳しくは、https://www.kurunavi.jp/syako/kei.htmlで確認することができます。
●車庫証明が必要なのに届出をしなかったら?
もし、車庫証明が必要なのに届出をしていなかったとしたら、当然罰則を受ける対象になってしまいます。
届け出内容に虚偽があった場合も同様で、10万円以下の罰金となります。
■まとめ
「軽自動車が車庫証明いらない理由は?地域によっては必要?」いかがだったでしょうか。
自動車という括りではあるものの、実は軽自動車と普通車では異なる点が多いといえます。
軽自動車には車庫証明がいらないとはよく言われますが、実は必要になる自治体も多く、知らずに違反してしまっている可能性もあるのです。
軽自動車を購入する前に、まずは自分の住んでいる自治体は車庫証明が必要かどうかを確認して、必要であれば必ず届け出るようにしましょう。