今回は浅めの擦り傷を自分で直す
今回は、最初にご紹介した、擦り傷を自分で直す方法を解説させていただきます。
自分で修理なんかできるの?と考えておられる方もおられるかもしれませんが、浅いキズ程度であれば意外と簡単に自分でできてしまうのです。
お時間のある方は、ぜひご自身で一度チャレンジしてみてください。
車の擦り傷を自分で直す方法は?
まず、必要な道具をカー用品店やホームセンターなどへ行って買いそろえる必要があります。
次に、ゆっくりと作業できるスペースを確保しておきましょう。
●必要な道具
まず、自分で直すときに必要となる道具をそろえておきましょう。
- コンパウンド(細かめ、かなり細かい、液体)
- シリコンオフ
- 耐水サンドペーパー
- マスキングテープ
- タッチペン
- クリアスプレー(必要であれば)
コンパウンドに関しては、全てそろえると費用がかかってしまいます。
小分けになったセットのものが販売されているので、そちらを使った方が良いでしょう。また、タッチペンは自分の車に合った色のものを選ぶようにしましょう。
自分で修理を行う手順
- 水洗いする
まずは車を水洗いして清潔な状態にしておきます。
- 細かめのコンパウンドで磨く
細かめのコンパウンドを使って、消せるキズは消しておきます。
- 耐水サンドペーパーで磨く
サンドペーパーを使って、キズ内部の汚れやサビといったものをしっかりと取り除きます。
- シリコンオフを使って油分を取り除く
シリコンオフをスプレーしたあと、汚れていないキレイなタオルでふき取ります。
※このときに油分が残っていると塗装の色ノリが悪くなってしまうので、念入りに。
- マスキングする
塗料がキズ以外の部分に付着することを防ぐため、マスキングテープを使って周辺をマスキングします。
- タッチペンで塗る
タッチペンを使ってキズの部分を塗っていきます。このとき、タッチペンの筆を走らせるようにして塗るのではなく、点を打つようにしてキズの僅かな溝を埋めるようにします。
- 乾燥させる
塗装が乾くまで時間がかかるので、一週間ほど放置します。
- 仕上げ
マスキングする→サンドペーパーで磨く→コンパウンドで磨く
最後は仕上げをして完成です。
サンドペーパーで磨くときは、マスキングテープと同じ高さまで磨くことが目安となります。
コンパウンドは、細め、極細、液体の順番に目を細かくしていくとキレイに仕上がります。
さらにキレイに修理したい場合は、マスキングテープをしたあとにクリアを吹きかけて乾燥、サンドペーパー、コンパウンドで仕上げましょう。
まとめ
「車の擦り傷を自分で直す方法は?板金・ディーラーで修理する前にチャレンジ!」はいかがでしたか?
自分でキズを修理するメリットは、安く済ませられるということです。
凝りすぎて道具を買いそろえると、費用がかかってしまってメリットそのものがなくなるので注意が必要です。
また、時間をかけ過ぎてしまって、せっかくの休日が台無し…ということにもなりかねません。
自分でできると判断できれば自分で行い、そうでなければ潔くディーラーや板金工場へ依頼しましょう。