まずはガソリンと軽油の違いを
事細かには書きませんが、まずはガソリンと軽油の違いを。
ガソリンですが、高い揮発性と独特の臭いが特徴で、ほんのちょっとの火花でも引火、爆発する危険物です。
主成分は炭素と水素の混合物です。
そして本記事での主役の軽油。
名前だけで言えば、ボイラーなどに使われれる重油の反対語で「軽」油と名付けられたそうで、主成分は炭素で出来ています。
販売会社によりますが、エメラルドグリーン色に着色されたものが多いんだとか。
引火や爆発の危険性が低く、軍用車などにも多く使われいます。
軽くまとめると、ガソリンは危険性が高いあの独特の臭いのやつ、軽油は危険性がガソリンよりも低いカラフルなやつ、と言ったところです。ザックリですが。
※決してマネしないで下さい
念を押しますが、実際にやってみるのはよしてください。ここで読むだけで留めてください。
そうでなくても軽自動車の「軽」の字と勘違い、つまり軽自動車の油と勘違いして入れてしまう人もいるぐらいですから。
軽自動車には必ずレギュラーガソリンを入れてくださいね。
さて本題ですが、ガソリン車に軽油を入れるとどうなるのか。
驚愕ですよ。
走り始めは普通に走ってくれます。まだガソリンタンクにガソリンが残ってますから。
しばらく経つと、エンジンがキンキン・カンカンうなり出し、エンジンルームからは黒煙が、走りがどんどん悪くなり、そのうちエンジンは完全停止、全バラシ修理コースへ一直線です。
早めに気付いたのであればまだ助かる見込みはあります。
すぐに車を買ったお店や保険会社に連絡して呼べば、後の処理は任せて大丈夫!
ガス欠にはどうしたらいいか詳しく記事にしました↓
「ガソリンが空っぽ!給油ランプ点灯で何L残っていてどれくらい走れる?ガス欠時の対処方法」
入れてしまった時の対処方法
これを読んでくださってる人にやって欲しくはないのですが、万が一間違ってしまった場合の対処方法を紹介します。
間違えて入れてしまった後ですが、
- 、ガソリンタンク内の燃料を全て抜く
- 、ガソリンを入れなおす
- 、燃料管内の空気を抜く
以上になります。
とても面倒ですし、まず車のメンテナンス知識が無い人間がやってしまってはなおさら具合が悪くなってしまう可能性もあります。
プロに任せて、愛車が息を吹き返すのを見守りましょう。
ちなみに、これはなにもセルフスタンドだけで起きてしまう事ではありません。
給油サービスがある普通のガソリンスタンドでも起きる可能性はゼロではありません。
なんせ人がやっているサービスなんですから。
もし店員さんが間違って入れてしまったのであれば、そのままピットに運ばれて処置を施してくれます。
どんな状況でも油断は禁物!と言う事ですね。