クリーンディーゼル車って何?ディーゼル車とはどう違うの?
そもそもクリーンディーゼル車というのは、
- 粒子状物質(PM)
- 窒素酸化物(NOX)
などの、大気汚染物質の排出量が少ないディーゼル車のことをいいます。
日本やヨーロッパの世界水準ともいえる厳しい排ガス規制に適応していて、ハイブリッドカーとは違ったジャンルのエコカーともいえます。
ヨーロッパはクリーンディーゼル先進国
実は、日本ではあまりクリーンディーゼルは普及しておらず、新車販売台数では1%にも満たないといわれているようです。
しかし、クリーンディーゼル先進国ともいえるヨーロッパでは、何と全体の60%ものシェアを誇っているのです。
ヨーロッパがクリーンディーゼル先進国な理由
ヨーロッパは、ガソリン価格が高い上に長距離走行することが多い地域です。
また、MT車の方が普及しているため、ガソリン車よりもディーゼル車にする方が恩恵を多く受けられます。
その上、日本と比べてメンテナンスしながら乗ることが多いので、車齢が長いという特徴があります。
つまり、ヨーロッパではガソリン価格が安く丈夫でMT車に向いているディーゼル車の方が、使用環境に適しているといえます。
クリーンディーゼル車の特徴
クリーンディーゼル車の特徴を述べると以下のようになります。
- ガソリン車と比較すると燃費が良い
- 軽油を使うため燃料代が安い
- 走行時のCO2排出量が少ないのでエコ
- 耐久性が高い
ディーゼル車は、エンジン内部の圧力が高められることにより高温になります。
その高温になった状態でも耐えられるように、エンジン内部のパーツは太く頑丈になっています。
そのため、エンジンの耐久性がかなり高くなります。以前まで販売されていたディーゼル車を見ても、走行距離の多い車体が多くあったのはこうした理由だからだといえます。
クリーンディーゼル車のデメリット
クリーンディーゼル車のデメリットは以下のようになっています。
- ガソリン車に比べると車体価格が高い
- ディーゼルエンジンは重いので車重が重くなってしまう
- 騒音や振動が発生してしまう
- 日本ではあまりクリーンディーゼル車が発売されていない
先述のとおり、エンジンを頑丈につくっているためエンジン自体が重たくなってしまいます。
また、日本においてはラインナップが少ないという欠点があります。騒音や振動に関しては、近年ではほとんどわからないレベルになってきているので、気にする必要はないかもしれません。