プラグ交換を自分で行うときの手順
では、プラグ交換や点検を行うときの手順を紹介させていただきます。
▼準備:プラグレンチを準備する
プラグ交換を行う車のプラグサイズに合ったプラグレンチを用意します。
カー用品店などでは車種や年式から、プラグに合ったものを簡単に調べることができます。
▼手順①:ボンネットを開けてプラグカバーを取り外す
まずは、ボンネットを開けてプラグカバーを取り外します。
場所がわからないという方は、車種別にネットで検索すれば大体ヒットしますので、そちらを参考にしてください。
カバーを外すと、気筒数分のイグニッションコイルが見えてきます。
▼手順②:取り付けボルトを外す
イグニッションコイルとエンジンヘッドカバーは、ボルトによって固定されています。その取り付けボルトを取り外します。
▼手順③:カプラーを外す
イグニッションコイルにカプラーが接続されているので、このカプラーを外します。
そしてイグニッションコイルを抜き取っていきます。(硬い場合はゆっくりと抜き取ること)
▼手順④:イグニッションコイルを抜き取る
プラグレンチを使って、プラグを外していきます。
▼手順⑤:新しいプラグと交換する
ねじ山を傷めないようにするため、軽く各プラグを締めていきます。そのあと、プラグレンチを使って締めていきます。
トルク量は、30N・m~40N・m程度となっています。
▼手順⑥:元通りにする
さきほどの手順とは逆に、イグニッションコイルを取り付けてカプラーを取り付けます。そして、ボルトを固定してカバーを取り付ければ完了となります。
プラグ交換は自分で行うと難しいと考える方も多いようですが、意外と手軽にできるメンテナンスです。業者に依頼すると工賃が必要になっているので、一度自分でやってみてはどうでしょうか。
●スパークプラグの部品代は?
スパークプラグは、安価なもので1本約250円程度、長寿命などの高額なもので約3000円程度となっています。
交換が面倒とか、今後も長く車に乗る予定があるのであれば、長寿命タイプを購入した方が良いかもしれません。
●プラグ交換をショップに依頼したときの交換工賃は?
プラグ交換をショップに依頼した場合の交換工賃ですが、約3,000円~12,000円となります。
ただ、車の構造、気筒数、作業時間、アワーレートと呼ばれる時間単価などがショップにより異なるので、一概にはいえません。
■まとめ
プラグ交換は、劣化が進んだからといっていきなり大きな症状として表れることはありません。
しかし、重要な部品のひとつですので、定期的な点検や交換をおすすめします。自分で交換を行う際には、慎重に行うようにしましょう。