新型RX-9に搭載されるエンジンとは?
いままで噂されていた次世代ロータリーエンジンでは、ハイブリッド技術が採用されるとの情報がありましたが、今現在では純粋なガソリンエンジンとして開発が進んでいるようです。
内燃機関としての燃焼効率アップやレスポンス重視となっているようです。
まず注目ポイントだが、吸気ポートが上部、排気ポートが下部に配置することで歴代ロータリーと
サイドポートの配置は見直されて、吸気・排気ポートが両側から片側に変更されている
これによってローター側面からポート側に吹き抜けるガスを少ないくして、ガスシールを減らすことができフリクション低下の効果がある。
ツインスクロールシングルターボ採用
搭載されるツインスクロールシングルターボは、ロータリーとのマッチング相性がいいとのことです。
1ローター1サイド排気ポートにすることで、高い排圧ロスなく干渉させないでタービンブレードに最短で導きます。
これによってタービンブレードの効率を高めることで、低速域からのターボ加給率を上げることが可能になっており、ロータリーが苦手とした低速トルクを太く、高回転域まで滑らかなトルク特性を発揮します。
またこのターボは電動ターボと呼ばれるもので、電動コンプレッサーを利用することでより低い回転数からターボを作動させることができます。
これによって加給圧・圧縮比が高く設定できることで、最高出力・環境性能の両立か可能
エネルギー回収システムも注目
ハイブリッドにはならないとの情報になっていますが、エネルギー回収システムは採用される見込みです。
マツダ独自開発「i-ELOP」と呼ばれるエネルギー回収システム
このシステムによって電気二重層キャパシターに電力を回収してエアコン・オーディオ駆動の補助に回り猿臂性能が向上します。
これらの技術によって排ガス規制をクリアしたロータリーエンジンが復活します。
スペック
- エンジン:ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」(800cc×2ローター+ターボ)
- 最高出力:400馬力
- 車重:1300kg
- トランスミッション:7速MT
- 駆動方式:FR
プラットフォームはどうなる?
雑誌の情報ではRX-8のプラットフォームを大幅改良したものを採用するようです。
- エンジン搭載位置見直し
- リアトランスアスクル
- カーボン採用
- アルミ素材使用面積拡大
- ハイテン素材使用面積拡大
これらの改良が施されて目標車両重量は1300キロ台を目指しているようです。
またトランスミッションは「リアデファレンシャル一体設計 8速AT」が搭載されるようで、今現在ではMTが用意されるのか不明です。
これからマツダはFRベースの車両を投入予定だ
マツダが2019年5月に発表した新中期経営計画の中にある「Largeアーキテクチャー」が注目です。
縦置き後輪駆動のプラットフォームとなっていますが、これをベースに新型RX-9を仕上げてるくる可能性もあります。
また48VMILD HYBRID/PLUG-IN HYBRIDの想定もあり、電動化を組み合わせる予定の新型RX-9と相性もいいです。