普段の道と雪道の違い
普段走っている乾いた道、もしくは雨天時の濡れた道。
車に乗ってる方はどちらも、1年を通して数えきれないぐらい走っているかと思います。
基本的に、乾いた道ではゴムで出来たタイヤが地面に食いつき、グリップしてくれます。
それにより、ハンドルが少しブレてもスリップせず進んでくれるし、カーブを曲がるときだって任意の方向に安定して曲がってくれます。
例え雨が降って地面が濡れようとも、タイヤのスリット(みぞ)がパターンに沿って水を排出してくれて、こちらも乾燥状態の路面同様に運転することが出来ます。
では、雪道と普段の道では何が大きく違うのでしょうか。
それは、積雪によりハンドルの自由を奪われ、タイヤのグリップが効きずらくなっている事です。
スタッドレスタイヤを履いたから安心!とか、そういう訳ではありません。
夏タイヤだろうが何だろうが、タイヤのみぞに異物が挟まればグリップ力が失われますし、それだけ滑りやすくもなります。
普段から通り慣れた道が魔の道に豹変すると言っても過言ではありません。
注意すべき点
雪道を走る上での注意点はそんなに多くはありませんが、だからと言って油断してはいけません。
積雪量が多かれ少なかれ、同様の注意をし、それを怠ってはいけません。
- ブレーキの制動距離が伸びてる
- 雪にハンドルがとられやすくなってる
- 押し固められた雪の上では滑りやすい。凍ってるところもある。
上記の点を踏まえ、
- 早めのブレーキと余裕を持った車間距離を空ける
- 急な進路変更や割り込みをしない
- 急ブレーキや急加速をしない
と言う事を念頭に置き、通常の乾いた路面よりも危険を予測しての運転が必要になります。
どんな危険が潜んでいるか
前述した注意すべき点から想像すれば分かるとおりの危険が潜んでいます。
それはもう、普段とは比べ物にならないぐらい。
- スリップしてしまうかもしれない
- 自分以外の車がスリップして突っ込んでくるかもしれない
- 雪解け水かと思ったら凍り付いた道だった
- 吹雪いてて前が良く見えない
上記以外でも、シチュエーション次第で潜んでいる危険は変わります。
事故に関しも、単独、巻き込み、巻き込まれ、人を轢いてしまったなど様々です。
その全ては雪道と凍結路面に有り、です。