言うまでもないですが、走る上で大事な部分の一つの調整なので、自分でやるときには細心の注意と膨大な知識、あとはそれに応じた工具類が必要になります。
フロントジャッキ、ウマ、スパナやメガネレンチ、コンプレッサーにインパクト。
あらかじめ持っているのならいいのですが、工具類から揃えるのは億劫だという方、自分でやるのが不安な方はショップに任せましょう。
ストラット形式の場合、方法は以下の3つが主です。
・ピロボールアッパーマウントを使う
・キャンバーボルトに変更する
・キャンバーアダプターを装着する
昔のラリーカーに採用されていた、ロアアームを延長する方法もありますが、切断してから継ぎ足すのであまりおススメはできません。(怖い)
溶接器具も必要だし、溶接の知識も必要になってくるし、大変です。
ダブルウィッシュボーン形式の場合は少し難しく、調整式サスペンションアーム(アッパーアーム)を取り付けるか、純正のサスペンションアームを曲げるかのいずれかになります。
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最後に・・・
「キャンバー角・ネガティブ・ポジティブの意味は?違いと調節のやり方・メリット・デメリットは?」はいかがでしたか?
ここまで、キャンバー角についてのあれこれを挙げましたが参考になりましたでしょうか!
キャンバー角調整と聞くと、ただ角度をつけるだけなら簡単じゃない?と思われるでしょう。
しかし、タイヤの偏摩耗や直進性能の低下など、最悪事故につながりかねない諸刃の剣でもあります。
極端にネガキャンやポジキャンにするとまともに走れず、タイヤだけではなく足回り部分が壊れやすくなったりすることもあります。
デコレーション目的ならともかく、スポーツ走行をする場合であればまずは「腕を磨く」ことが大事なのです。
キャンバー角調整はほどほどに、愛車が悲鳴をあげながら走っているなんて事は避けましょう。